
渋谷区立松濤美術館「白井晟一 入門 第2部」会場 ブリッジから見た吹き抜け
建築家・白井晟一(1905~1983)の建築作品や、その多彩な活動の全体像にふれる展覧会「白井晟一 入門」展の後期展示となる「第2部/Back to 1981 建物公開」が、1月4日(火)から始まる。
白井晟一は京都生まれ。京都高等工芸学校(現京都工芸繊維大学)図案科卒業後、ドイツで哲学を学ぶなど異色の経歴をもつ。
2021年10月23日(土)から開催されていた「第1部/白井晟一クロニクル」では、白井のオリジナル図面、建築模型、装丁デザイン画、書などを、白井晟一研究所のアーカイヴを中心に展示した。
第2部では、晩年の代表的建築のひとつである松濤美術館そのものに着目。エントランスからブリッジを経由して第1展示室を見下ろす回廊に至るという、計画されていた動線を見せるほか、長年、展示向けに壁面等が設置されている展示室を、白井がイメージした当初の姿に近づけて公開。
開館以来、茶室として使用された事が無い、地下2階の茶室も初公開される。
渋谷区立松濤美術館 開館40周年記念「白井晟一 入門 第2部/Back to 1981 建物公開」は、2022年1月4日(火)~1月30日(日)に開催。入館料は一般 1,000円など。

渋谷区立松濤美術館「白井晟一 入門 第2部」会場 第1展示室(主陳列室)

渋谷区立松濤美術館「白井晟一 入門 第2部」会場 第2展示室

渋谷区立松濤美術館「白井晟一 入門 第2部」会場 初公開の茶室