2016年4月22日(金)、東京・千代田区の東京ステーションギャラリーで「川端康成コレクション 伝統とモダニズム」のプレス向け内覧会が開催された。
1968年にノーベル文学賞を受賞した、日本を代表する小説家の川端康成(1899-1972)旧蔵のコレクションを中心に展観する企画展。
川端康成は美術品の蒐集家としても知られており、縄文時代の土偶から草間彌生などのアヴァン・ギャルド芸術まで深い理解を示し、多彩なジャンルの美術品を蒐集していた。
展覧会では浦上玉堂《凍雲篩雪図》、池大雅《十便図》、与謝蕪村《十宜図》(いずれも国宝)をはじめ、黒田辰秋や加藤唐九郎などの工芸品、ロダンの彫刻、東山魁夷の日本画などを展示。
あわせて、川端文学の展開や文学者との交流も紹介。近年発見された学生時代のラブレターや、芥川賞を懇望する太宰治からの書簡なども展示されている。
「川端康成コレクション 伝統とモダニズム」は東京ステーションギャラリーで、2016年4月23日(土)~6月19日(日)に開催。観覧料は一般 1,000円、大学生・高校生 850円。国宝の3作品は会期中に展示替えが行われる。
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