「デトロイト美術館展」の記者発表に登壇した千足伸行、鈴木京香、原田マハの各氏(左から)
米国のデトロイト美術館が所蔵するモネ、ドガ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソなど選りすぐりの近代絵画を紹介する展覧会が愛知・大阪・東京で開催される事となり、2016年3月29日(金)、都内で記者発表が行われた
デトロイト美術館は古代エジプト美術から現代美術まで6万5千点以上の作品を所蔵する全米屈指の美術館。2013年のデトロイト市の財政破綻で美術品の売却が検討されると国際的なニュースになったが、国内外の資金援助によってコレクションは全て守られている。
展覧会では米国の公共美術館が初めて収蔵したゴッホの作品《自画像》(1887年)など、52点を4章で紹介。うち15点は日本初公開となる。監修は成城大学名誉教授・広島県立美術館長の千足伸行氏。
展覧会では、全作品の写真撮影が可能。デトロイト美術館内の多くのギャラリーで来館者による撮影が許可されている事にちなんだものだが、日本で開催される大型企画展としては極めて珍しい試みとなる(撮影できる期間・曜日・時間帯は各会場で異なる。また一部作品はSNSなどでの公開は禁止される)。
記者発表では作家の原田マハさんが小説「デトロイト美術館の軌跡」の執筆を発表。展覧会のナビゲーターは女優の鈴木京香さんが務める。
「デトロイト美術館展 ~ 大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち ~」は、豊田市美術館で2016年4月27日(水)~6月26日(日)、大阪市立美術館で2016年7月9日(土) ~9月25日(日)、上野の森美術館で2016年10月7日(金)~2017年1月21日(土)に開催される。
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