我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか

    ゴーギャン展

    東京国立近代美術館 | 東京都

     19世紀の爛熟した西欧文明に背を向け、南海の孤島タヒチにひとり向かった画家ポール。ゴーギャン(1848-1903)。その波乱に満ちた生涯は、芸術に身を捧げた孤独な放浪の画家の典型といえるでしょう。  自らの内なる「野性」に目覚めたゴーギャンは、その特異な想像力の芽を育む「楽園」を求めて、ケルト文化の伝統を色濃く残すブルターニュ、熱帯の自然が輝くマルチニーク島、ゴッホとの伝説的な共同制作の舞台となった南仏アルル、そして二度のタヒチ行きと、終わりの無い旅を繰り返しました。その課程で、自ずと生と死、文明と野蛮といった根本的な主題に行き着きます。このような人間存在に関する深い感情や思索を造形的な言語を通して表現すること、これがゴーギャンの絵画の課題だったのです。  タヒチで制作された畢生の大作《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》(1897-98年)は、画家が目指した芸術の集大成であり、その謎めいたタイトルとともに、後世に残されたゴーギャンの精神的な遺言とも言えるでしょう。この展覧会は、日本初公開となるこの傑作を中心に、国内外から集められた油彩・版画・彫刻約50点の作品を通して、混迷する現代に向けられたメッセージとして、あらためてゴーギャンの芸術を捉えなおそうとするものです。
    会期
    2009年7月3日(金)〜9月23日(水)
    会期終了
    開館時間
    10:00~17:00(入館は16:30まで)
    ※金曜・土曜は20:00まで開館(入館は19:30まで)
    料金
    一般:1500円(1200円/1100円)、大学生:1000円(800円/700円)、高校生:600円(400円/300円) ※( )内は前売/20名以上の団体料金 ※障害者手帳をご提示の方と付添者(1名)は無料
    休館日 月曜日※7月20日(月・祝)、8月17日(月)、8月24日(月)、9月21日(月・祝)は開館、7月21日は休館
    公式サイト http://gauguin2009.jp/
    会場
    東京国立近代美術館(北の丸公園・竹橋)
    住所
    〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
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