《五彩龍文壺》 中国・景徳鎮窯 明時代・万暦在銘 1573~1620年
古銅器の「尊」の形に倣ったいわゆる尊式の壺で、胴には雲文の間を火炎宝珠を追う五爪の龍が赤と青で色を違えて一対描かれています。そのほかにも唐草文、雷門、蕉葉文などが青花(染付)や赤、黄、緑の上絵具で華やかに描かれ、万暦年間(1573~1620)の景徳鎮官窯の五彩(色絵)磁器の特色がよく現れています。
担当者からのコメント
五本の爪(五爪)が生えた龍は、皇帝にのみ使用が許された格式の高い文様です。
そのほかの干支コレクション作品の龍の爪と是非見比べてみてください。