《『富嶽百景』二篇 登龍の不二》 葛飾北斎 天保6年(1835)
すみだ北斎美術館
湧き上がる雲とともに、富士山の頂上をめがけて昇っていく龍。『富嶽百景』二篇に収められた「登龍の不二」と題された一図です。『富嶽百景』は、北斎が錦絵シリーズ「冨嶽三十六景」を発表したのちに出版された3冊本で、約100図の富士山を描いた図が収められています。
担当者からのコメント
昇龍はめでたい図像のひとつです。北斎の昇龍とともに、2024年も良い年になりますように。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました