《十二類絵巻》
国文学研究資料館
十二支の動物(十二類)が、鹿を判者として歌合を催した後、鹿をもてなす宴をひらいた。竜は十二類のなかでも格が高く、歌合では一番左の作者。挿絵でも中心的な存在として描かれる。人間以外の動植物などを擬人化した異類物の室町物語で、公家の知識階級が制作したと考えられる作品。江戸時代にわたって書写された。
担当者からのコメント
当館の2024年カレンダーにも掲載された色鮮やかな絵巻です。応援いただけますと幸いです。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました