《青花龍唐草文天球瓶》 明時代 永楽期 景徳鎮窯
朝貢貿易によりイスラム圏へと渡っていった明時代初期の青花磁器で、滑らかな純白の磁肌に青が映えるとても印象的な作品です。
独特の形も彼の地の嗜好を反映したものといいます。
元時代に始まる青花は、この時期に一段と洗練されました。
良質な白磁にイスラム圏から輸入された鮮やかな発色のコバルト青料を用いて、伸び伸びとした絵付の筆勢が龍の躍動感を余すところなく表現しています。
担当者からのコメント
フラスコ型の丸々とした胴を堂々と駆け巡る1頭の龍。
その優雅さは、観る人を魅了します。
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現在開催している企画展「アメイジング・チャイナ 深淵なる中国美術の世界」(~2月11日)で展示していますので、ぜひご来館下さい。