《錆地三十二間筋兜》 加賀藩御細工所 嘉永元~2年(1848-49)
鳥取藩池田家の11代藩主池田慶栄(1834-50)の着用として伝わる兜。慶栄は、加賀藩主前田斉泰の四男で、本品は鳥取藩への養子入りに際して加賀で仕立てたものと考えられる豪華な加賀具足です。兜の鍬形台には、「六葉葵(花葵)」紋金物を打ち、中央には銀泥塗龍頭の前立を挿しています。
担当者からのコメント
この兜には、胴甲、籠手、すね当など、大名具足としてのパーツが状態良く揃っています。甲冑の全貌は、令和6年1月23日(火)から始まる小企画「おかえり!トノサマアーマー ~藩主甲冑里帰り展~」(3月3日(日)まで)で初公開します。