《「漱石山房」原稿用紙版木》 夏目漱石旧蔵
朝日新聞社の専属作家となった漱石が、1908年(明治41)ころから使っていた特注原稿用紙の版木です。「漱石山房」の篆書を左右から竜頭がはさむデザインは、漱石の著書の装幀を多く手がけた画家・橋口五葉によるものです。当時の「朝日新聞」新聞小説欄に合わせ、1行19字詰めとなっている点にもご注目ください。
担当者からのコメント
2頭の龍に見守られながら、漱石は「三四郎」や「門」、「心」など数々の名作を執筆しました。当館ミュージアムショップでは、ほぼ原寸大に再現した「漱石山房」原稿用紙をオリジナルグッズとして販売しています。