《布志名焼龍図花瓶》
松江歴史館
現在の松江市玉湯町布志名で焼成された陶器を布志名焼と総称します。江戸時代中期より始まり、松江藩の御用窯をつとめた窯もありました。本作は最盛期を迎えた明治後期(明治34年頃か)に舟木合名会社が製作したものです。布志名焼特有の黄釉の地に白色の雲文を配し、その上から力強く生き生きした龍が描かれています。製作のための下図も残る貴重な作例です。
担当者からのコメント
かわいらしい花瓶なのに、力強い龍図があしらわれた逸品です。明るい2024年を迎えられそうです!
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました