《武勇見立十二支 辰 素戔雄尊》(ぶゆうみたてじゅうにし たつ すさのおのみこと) 歌川国芳 江戸時代 天保12年(1841)頃
天照大神の弟、素戔雄尊が、出雲で櫛名田姫を襲う八岐大蛇を酒に酔わせて退治した神話を題材にした作品。大蛇はここでは龍(辰)の姿で描かれ、様子をじっとうかがっています。武者絵で知られる国芳が十二支をテーマに描いた12枚揃の一枚です。
担当者からのコメント
暗雲たちこめ、お互いをうかがう素戔嗚尊と龍の視線がぶつかります。戦いが始まる直前の緊張感がみなぎる作品です。国芳ファンの方、ぜひ一票をお願いします!