《素戔嗚尊と山田大蛇》 勝川春亭 文政年間(1818-24)初期
山田大蛇(ヤマタノオロチ)の生贄となる稲田姫(イナダヒメ)を救うため、素戔嗚尊(スサノオノミコト)が山田大蛇を酒に酔わせて退治したという神話の一場面です。暗雲が立ち込める中、素戔嗚尊の前に巨大な姿を現した山田大蛇。目を見開き、口からは大きな牙が見えています。分かりづらいですが、大きな頭の周りを、小さな七つの頭が囲んでいます。
担当者からのコメント
ヤマタノオロチ=大蛇ですので、巳年の方がふさわしいのかも知れませんが、その姿は完全に龍ですので、エントリーしました。キングギドラを越える頭の数の多さに注目です。