《灰陶兎》 中国 漢代 愛知県陶磁美術館(辻清明コレクション)
中国紀元前後、漢の時代に作られたと考えられる灰陶(=かいとう・灰色の土器)の兎です。漢の時代の動物形のやきものは、貴族の墓の副葬品として出土することが多く、当時の人と動物の関係を知る資料でもあります。この兎が愛玩動物もしくは食用、または別の意味があったかどうか、正確にはわかりませんが、リアル志向のものからデフォルメされたものまで、あらゆる動物がやきもので形作られました。
担当者からのコメント
両手にちょこんと乗るサイズのブサかわ兎です。