《兎置物形ボンボニエール》 工芸(銀器) 1924年製
明治から、慶事の際の引出物として使用されるようになったボンボニエール。元々は西洋諸国で用いられた小型菓子器でしたが、日本の伝統技術を駆使した皇室独自の文化として発展し、今日まで皇室の御慶事を記念する品として引き継がれています。当品は久邇宮良子女王(香淳皇后)が婚儀を 1週間後に控えた1924年1月19日に久邇宮家で行われた送別会の際に配られたボンボニエールです。
良子女王は1903年生まれの卯年で、うさぎが大変お好きだったようです。
担当者からのコメント
真剣な眼差しのうさぎです。ちなみに手のひらサイズです。