《秋草兎文染付磁器皿》
兵庫津遺跡(神戸市)から出土した、江戸時代後期(19世紀前半)の肥前系磁器の皿です。
全体に青みを帯びた白色で、中央にはまん丸にうずくまる愛らしいうさぎが大きく描かれています。背景の風にたなびくススキ、ただよう霧は秋の夜空を表しており、うさぎの丸いからだは満月をイメージしているのでしょう。
冷気を感じる秋の夜空と愛らしいうさぎのデザインの対比がおもしろい作品です。
担当者からのコメント
令和5年1月2日(月)から31日(火)まで、当館のメインホール展示でご覧いただけます。