《出雲張子虎》
張子の虎は、男子の初節句に武運長久、病魔退散の魔除けとして、子どもの無事な成長を願い、親戚などから贈る風習があります。
出雲の張子虎は、松江の名工・荒川亀斎(あらかわきさい)が作ったといわれる原型をもとに、明治初年に今市の高橋熊市が創始したと伝えます。
この地方の代表的な民芸品のひとつで、昭和37年の年賀切手デザインに採用されたことにより一躍有名になりましたが、現在は残念ながら造られていません。
担当者からのコメント
独特の風格に鮮やかな黄色と黒の配色が映え、ユーモラスで可愛らしい表情が魅力です。