《虎図》(左隻) 大橋翠石 昭和初期
大橋翠石による昭和初期の作品。二曲一双の左隻、紙本金地着色による。一対の金屏風の右隻には 伏せる虎を、左隻に歩みを止めて振り返る虎が描かれている。ほぼ正方形の空間を活かして構図がとられ、左右を並べたときのバランスも考慮されている。
担当者からのコメント
令和2年度の7月から9月までの間、当館にて開催された企画展「明治の金メダリスト大橋翠石~虎を極めた孤高の画家~」に展示された。期間中は多くの来館者の方が訪れ、細部まで描きこまれた毛描きに見惚れる様子が印象的だった。