南総里見八犬伝
国文学研究資料館
曲亭馬琴が天保元年(1830年)刊行した『南総里見八犬伝』第7輯の挿絵。
描いた絵師は柳川重信。主人公の一人である犬田小文吾が越後国小千谷(現在の新潟県小千谷市)の闘牛場にて暴れ出した牛を鎮めようとする場面を描いたもの。
担当者からのコメント
闘牛に参加しているという設定のためか、挿絵の牛は非常に力強く描かれている。なお、新潟県小千谷市では現在でも『八犬伝』を彷彿とさせる「牛の角突き」が開催されている。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました