《家庭》

この作品の応援メッセージを見る


家庭 スダルシャン・シェッティ(インド) 1998年 撮影:Gondou Makoto

福岡アジア美術館


スダルシャン・シェッティは、インド生まれの美術作家です。

本作は、裸の赤ん坊が牛と遊具につかまり、まるで浮いているかのようにつくられた不思議な彫刻作品です。

インドでは、牛を神の乗り物として神聖視します。しかしその牛に不安定に組み合わさった赤ん坊をみると、安らかな場所であるはずの「家庭」にひそむあやうさを暗示しているかのようです。


担当者からのコメント

鼠の所蔵品に乏しく昨年は不参加でしたが、当館はインドを含むアジアの近現代美術専門館、牛の所蔵品には恵まれています。

数ある牛関連の作品のなかでも、立体で見事な牛が表現されたこの作品を選びました。

牛そのものの立派なたたずまいに反し、作品全体は浮遊感や不安定さを感じさせるもので、独特の存在感に圧倒される、当館らしい作品だと感じています。

この作品は、新年1月2日より、アジアギャラリー(常設展示室)に展示しておりますので、ぜひ実物をご覧になってください。(広報担当者)

この作品の応援メッセージを見る
この作品に投票する
投票は締め切りました。たくさんの応援ありがとうございました。
おすすめレポート
ご招待券プレゼント
学芸員募集
地域おこし学芸員(地域キュレーター・地域おこし協力隊)募集中! [北海道_天塩町(天塩川歴史資料館)]
北海道
公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団職員(期限付き)募集/コウエキザイダンホウジンサイタマケンマイゾウブンカザイチョウサジギョウダン [埼玉県内の発掘調査現場等]
埼玉県
学芸員(契約職員)募集 [島根県立八雲立つ風土記の丘]
島根県
女子美術大学美術館 専門パートタイマー(学芸業務補佐)募集 [女子美術大学美術館 女子美アートミュージアム(JAM)]
神奈川県
明治大学博物館 短期嘱託職員募集 [明治大学博物館]
東京都
展覧会ランキング
1
三井記念美術館 | 東京都
円空仏
開催中[あと35日]
2025年2月1日(土)〜3月30日(日)
2
国立西洋美術館 | 東京都
西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで
開催まであと16日
2025年3月11日(火)〜6月8日(日)
3
東京国立博物館 | 東京都
開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」
開催中[あと21日]
2025年1月21日(火)〜3月16日(日)
4
静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館) | 東京都
黒の奇跡・曜変天目の秘密
開催まであと41日
2025年4月5日(土)〜6月22日(日)
5
三菱一号館美術館 | 東京都
「異端の奇才 ―― ビアズリー」展
開催中[あと77日]
2025年2月15日(土)〜5月11日(日)