牛形埴輪
唐古・鍵考古学ミュージアム
この牛形埴輪は、明治30年(1897)に羽子田遺跡(羽子田1号墳、現在の田原本幼稚園の東隣接地)から出土しました。大きな胴体に小さな頭部、肉付きの豊かな胸や背中、角の痕跡など実写的な作りで、牛の特徴をよく表しています。当時としては他に例が無く、ほぼ全体の形がわかり造形的に優れた埴輪であったため、昭和33年(1958)、国の重要文化財に指定されました。現在でも牛形埴輪は全国で数例ほどしかなく、全体像のわかる重要な資料です。
担当者からのコメント
「実は・・・牛なんです。」
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました