牛と女 島田章三 1979年
太く力強い線と色面で、筋肉質な牛の身体が表された本作。ピカソやブラックといったキュビスムの画家たちの作品に触れ、「キュビスムを日本人の言葉(造形)で翻訳する」と終生のテーマ「かたちびと」を生み出した島田章三(1933-2016)の作品です。
日常にみられる情景からモティーフをとった島田。本作は、避暑へとたびたび出かけた蓼科の牧場で目にした情景に着想を得たものと思われます。
担当者からのコメント
本作は、2021年1月6日〜4月11日開催の「メナード美術館コレクション展Ⅱ」にて出品いたします。