《牛》

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 小林古径 1943(昭和18)年 紙本・彩色

山種美術館


2頭の牛が角を突きあわせる様子を描いた作品。無駄のない線によって縁取られた輪郭、隈によって得られた体の重量感、鋭く細やかな眼の描写、白と黒という単純な色彩―それらが相まって、この2頭の間に漲っている静かな闘志と緊張感がみごとに表現されています。


担当者からのコメント

肥痩のない線描と、墨(黒)と胡粉(白)の限られた色数で、2頭の牛を立体的に表現するなど、古径の特性が表れた作品です。また、静止した右の牛と、頭を下げ角を突き立てる左の牛との間には、黒と白、静と動の対比も表現され、画面に緊張感を生み出しています。

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