灰皿「ハツカネズミ」ルネ・ラリック 1925年
ちょこんと座ったハツカネズミがモチーフのかわいらしい灰皿。動物のポーズが左右非対称になっているなど、ラリックの作品のなかで、ひときわ遊び心が感じられるのが灰皿である。宝石オパールの色合いに似たオパルセントガラスを使用することによって、青みを帯びて見えたり、オレンジ色がかって見えたりする色の変化も面白い。日常を彩る美を追求したラリックならではの作品と言える。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました