牙彫 羽箒に鼠銘 綺峰 明治時代
羽箒の上で空豆にかじりつこうとして、ふと顔を上げた白鼠。全長39.0cm、高さ5.0cm。大ぶりな象牙製の置物です。
担当者からのコメント:象牙の特性を活かした精密な細工、質感の表現がみどころ。極限まで薄く仕上げられた耳は、血が通っているかのように柔らかく光を透かし、背中から脚にかけての輪郭はどこまでもまるく、触ればもふっとした弾力が返ってくるのではないかとすら思わされます。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました