緑釉犬中国 後漢時代 2世紀
副葬品として作られた犬の人形。中国古代では犬は防犯あるいは食用の家畜だったが、漢の貴族たちは狩猟好きで、その供として犬を飼い、可愛がった。この犬は、そうしたペットとしての犬。豪華なハーネスを身に着け、尾を立てて愛する主人の掛け声を一心に待っている。犬好きにはたまらない表情である。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました