春には桜も見事な東京富士美術館
天上も高く、広々とした館内
左はロココの巨匠、フランソワ・ブーシェの《ヴィーナスの勝利》
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世界を語る美術館
1983年11月、学園都市・八王子市の緑豊かな丘陵の一角に開館した東京富士美術館。今年でちょうど開館30周年になります。
絵画・版画・書・彫刻・工芸・武具・刀剣・写真などさまざまなジャンルの作品、約3万点を所蔵する総合的な美術館で、中でもルネサンスからバロック、ロココ、ロマン主義から印象派、現代美術に至る西洋油彩画コレクションは豪華絢爛。ジョルジュ・ド・ラ・トゥール、フランス・ハルス、ルーベンス、シャルダン、ブーシェ、ターナー、ブーグロー、コロー、ミレー、ピサロ、シスレー、セザンヌ、マネ、ドガ、モネ、ルノワール、ゴッホ、シャガールと眩いばかりの作品が並びます。
また写真のコレクションにも定評があり、19世紀中葉の写真誕生期から現代に至るまでのヨーロッパの名作やアメリカの主要作家の系統的なコレクションを所蔵。アンドレ・ケルテスの代表作やロバート・キャパの全作品を揃えています。
充実のコレクションは2008年5月に開館した新館で展示。企画展示室では世界各国の優れた文化を紹介する「海外交流特別展」を毎年開催し、「世界を語る美術館」をモットーに世界各国のすぐれた文化を新しい視点から広めています。 |
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