ムーミン展を見に、あべのハルカス美術館へ!
「ねぇ、ムーミン、こっち向いて~♪」のテーマソングで始まるムーミンのアニメをどれだけの子どもたちが楽しみにしていたでしょう?
アニメとは違う、トーベ・ヤンソンの原画のムーミンに会いに、あべのハルカス美術館を訪れました。
3か月ぶりにオープンのあべのハルカス美術館で、ムーミン展!
あべのハルカス美術館は、3/3からまる4か月間、コロナ感染拡大防止のため、臨時休館していましたが、ムーミン展によって再開しました。待ちに待った美術館のオープンが、ムーミン展だというのは、ムーミンファンじゃなくても、うれしいですよね。
このムーミン展、日本とフィンランドの外交関係樹立100周年、ムーミンの物語が誕生して75周年を記念する展覧会で、2019年4月の東京を皮切りに、2年をかけて日本を巡回する予定です。
時系列で見る、トーベの成長、ムーミンの変化
ムーミンの作者のトーベ・ヤンソンは、1914年、フィンランド生まれです。その後、15歳で芸術の道を志し、両親の母校で絵を学びます。
1945年に「ムーミン」の第1作が出版されます。上の写真は、初版(左)と改訂版(右)を比べています。初版に描かれていないスナフキンが、改訂版には描かれています。
技法の変遷、トーベ自身をとりまく環境やムーミンのプロポーションの変化など、巻の進行とともに感じ取れるのは、時系列で並べられた美術展の醍醐味です。
ムーミンが生まれた場所
トーベがトゥーリッキとともに夏の間過ごしたクルーヴ島と木製のボート:大阪展だけの展示
ムーミンが誕生したトーベのヘルシンキのアトリエやクルーヴ島の展示があります。トーベの創作の場所を間近に感じられるのは、ムーミンファンには、至福の時です。思わず、深呼吸をしたくなります。
ムーミンと浮世絵?!
今回の展覧会が、日本とフィンランドの外交関係樹立100周年を記念したものでもあるので、日本とトーベとムーミンのかかわりが展示されています。
トーベ自身は、浮世絵の影響について、直接言及はしていませんが、浮世絵とトーベの作品を並べることによって、国境と時代を超えた共通項を感じることができます。
「ムーミンと浮世絵?」という視点は、とても新鮮でした。「ヘーッ!」っていう驚きもいっぱいでした。
美術展の後のお楽しみ!
日傘:リトルミイのチュールレース
展覧会を堪能した後のお楽しみは、ミュージアムショップでグッズをいろいろ見て、買うことですが、今回の超(!)おすすめは、リトルミイのチュールレースの日傘です。ムーミンファンならずとも、うっとりです。
ムーミン展記念カプチーノ)
あべのハルカス美術館の1階上の17階のカフェチャオプレッソで、ムーミン展開催記念カプチーノがいただけます。17階の高さからの景色を楽しみながら、ムーミン展について思いをはせるのもいいですね。
©Moomin Characters™
[ 取材・撮影・文:atsuko.s / 2020年7月3日 ]
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