「坂本龍馬」展に出展される、《刀 銘吉行 坂本龍馬佩用》
2016年5月10日(火)、東京・墨田区の江戸東京博物館で、今秋以降に行われる2つの展覧会が発表された。
「戦国時代展」は、京徳の乱(1454)、応仁・文明の乱(1467)から将軍・足利義昭追放(1573)まで100年あまりを網羅的に紹介する企画展。
群雄が割拠し戦乱が相次いだ戦国時代は、従来は、国の秩序が大きく乱れた時代として位置づけられていたが、近年の研究で、京都で成熟した文化が列島各地に拡がり、新たな地域文化として再生産された事も指摘されている。
展覧会では戦国時代を、殺伐とした時代ではなく、次の安土桃山・江戸時代に繋がった夢のある時代として定義。「合戦 ─ 静寂と喧騒 ─ 」「群雄 ─ 翔けぬけた人々 ─ 」「権威 ─ 至宝への憧れ ─ 」「列島 ─ 往来する人と物 ─ 」の4章で、列島各地で生成された歴史資料や美術工芸品を一堂に展示する。
「戦国時代展 -A Century of Dreams-」は江戸東京博物館で11月23日(水・祝)~2017年1月29日(日)に開催。京都、山形に巡回する。
「坂本龍馬」展は、現在の日本で最も人気がある歴史上の人物といえる、坂本龍馬の没後150年を記念した企画展。
展覧会では直筆手紙に焦点をあて、ユーモアあふれる龍馬の手紙を数多く紹介。近年になって発見解明された書状や剣術免状なども展示するほか、近江屋で暗殺された際に龍馬が敵刃を受けたとみなされる刀など、貴重な関連資料も紹介する。
「特別展覧会 没後150年 坂本龍馬」は京都で開幕、長崎の後に、江戸東京博物館で2017年4月29日(土・祝)~6月18日(日)に開催。静岡に巡回する。
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