没後50年 鏑木清方展

    京都国立近代美術館 | 京都府

    みんなの感想

    三部作が一堂に観られて幸せ
    評価
    にじまま
    明石町が見つかった時の東京の国立近代美術館では明石町の一点だけの展示だったので、今回は京都まで出かけた甲斐あり。
    鏑木清方展「京都は40年ぶりです。」
    評価
    「西の松園、東の清方」と並び称される美人画の巨匠ですが、関西では松園さんほどには知られておらず、京都展はオーソドックスに制作年順の4章構成。それがちょうど清方の居住地の変遷と重なり、時代の変わり目ともなっている。展覧会のメインはもちろん「築地明石町」「新富町」「浜町河岸」の三部作。清方の作品には、彼が育った家庭環境と江戸情緒が残る東京下町が大きく影響して反映している。東京展では担当研究員がTVの美術番組や美術雑誌の特集などで「清方を美人画家と呼ぶのはやめにして、生活を描く画家とよんではどうか」と盛んに説明されていました。清方自身もそう望んでいたかもしれないが、展覧会場には圧倒的に女性像が多く、清方に描いてほしいと注文があったのも美人画であったでしょう。清方が幼き頃に目にした江戸情緒の残る東京下町の風景や風俗は、関東大震災で灰塵と帰し、元号も昭和に代わる。清方少年の目に映った景色や風俗を大画面の美人画や清方の言うところの「卓上芸術」という小画面の作品に細やかに丁寧に描き残しています。美術史家山下裕二先生は「松園と清方は最後の筆デイティヴ」清方の筆の冴えを隅々まで堪能したい。
    おすすめレポート
    学芸員募集
    荻窪三庭園 施設管理運営スタッフ募集! [荻窪三庭園]
    東京都
    刀剣博物館 経理職員募集 [刀剣博物館]
    東京都
    学芸員補佐(アルバイト)募集のお知らせ [中村キース・ヘリング美術館]
    山梨県
    学芸員(契約社員)募集のお知らせ [中村キース・ヘリング美術館]
    山梨県
    横浜みなと博物館ミュージアムショップ アルバイト募集!(増員のため募集期間延長) [帆船日本丸・横浜みなと博物館]
    神奈川県
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    モネ 睡蓮のとき
    開催中[あと51日]
    2024年10月5日(土)〜2025年2月11日(火)
    2
    麻布台ヒルズ ギャラリー | 東京都
    ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―
    開催中[あと42日]
    2024年11月1日(金)〜2025年2月2日(日)
    3
    米子市美術館 | 鳥取県
    MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界
    開催まであと48日
    2025年2月8日(土)〜3月24日(月)
    4
    京都文化博物館 | 京都府
    世界遺産 大シルクロード展
    開催中[あと42日]
    2024年11月23日(土)〜2025年2月2日(日)
    5
    日本科学未来館 | 東京都
    特別展「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」
    開催中[あと44日]
    2024年11月6日(水)〜2025年2月4日(火)