ニュース
三菱一号館美術館が再開館
(掲載日時:2024年11月22日)

三菱一号館美術館が再開館
三菱一号館美術館

改修工事のため2023年4月から休館となっていた三菱一号館美術館が再開館する。

三菱一号館は、1894(明治27)年に三菱が東京・丸の内に建設した、日本で初めての洋風事務所建築。

老朽化のため1968年に解体されたが、英国人建築家ジョサイア・コンドルによる当初の原設計に則って同じ地で建設され、2010年に三菱一号館美術館として開館した。

今回の改修では、主に設備などを更新。空調機を全て入れ替えたほか、展示室の壁面の色を汎用性が高い乳白色に変更。壁面にあわせて絨毯の色も変更した。照明も全てLED化されている。

また、新たに1階には小展示室を新設。小企画展を年3回開催する。

美術館併設のカフェ「Cafe 1894」のメニューも、大幅にリニューアルされた。

再開館記念の展覧会は「『不在』―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」。

同館のコレクションの核といえるアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)の作品を紹介するとともに、フランス出身の現代美術家で、今年の高松宮殿下記念世界文化賞の受賞が決まっている、ソフィ・カル(1953-)の作品をあわせて展示。

同館コレクションのオディロン・ルドンの《グラン・ブーケ》から着想し、ソフィ・カルが制作した作品も世界初公開される。

小企画展 Vol.1は「坂本繁二郎とフランス」で、坂本に加えコロー、ミレーなどの作品を紹介する。

両展とも会期は2024年11月23日(土)〜2025年1月26日(日)。観覧料は一般 2,300円など。


三菱一号館美術館「『不在』―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」会場
三菱一号館美術館「『不在』―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」会場

三菱一号館美術館「『不在』―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」会場
三菱一号館美術館「『不在』―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」会場

三菱一号館美術館「『不在』―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」会場
三菱一号館美術館「『不在』―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」会場

三菱一号館美術館 ミュージアムショップ
三菱一号館美術館 ミュージアムショップ

このニュースに関連するミュージアム
おすすめレポート
学芸員募集
アサヒグループ大山崎山荘美術館 広報募集 [アサヒグループ大山崎山荘美術館 京都府乙訓郡大山崎町銭原5−3]
京都府
東山旧岸邸 正社員・契約社員 募集! [東山旧岸邸]
静岡県
令和7年度高松市会計年度任用職員 資料館等学芸員募集中! [高松市石の民俗資料館]
香川県
府中市美術館 学芸員募集 [府中市美術館]
東京都
学生大歓迎!【アルバイト】名古屋市港防災センター 運営・接客/イベント業務スタッフ 募集! [名古屋市港区港町1-12-20(名古屋市港防災センター)]
愛知県
展覧会ランキング
1
国立西洋美術館 | 東京都
西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで
開催中[あと33日]
2025年3月11日(火)〜6月8日(日)
2
アーティゾン美術館 | 東京都
クロード・モネ -風景への問いかけ
開催まであと277日
2026年2月7日(土)〜5月24日(日)
3
東京国立博物館 | 東京都
イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
開催中[あと89日]
2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
4
TOKYO NODE | 東京都
デザインあ展 neo
開催中[あと140日]
2025年4月18日(金)〜9月23日(火)
5
東京都美術館 | 東京都
ミロ展
開催中[あと61日]
2025年3月1日(土)〜7月6日(日)