造形作家 玉田多紀　ダンボール物語

今にも動き出しそうなかわいらしい生き物たち。彼らは、捨てられる予定だった古紙ダンボールを使って制作されています。スケールの大きな玉田の作品は、見る人を驚かせると同時に、皮膚の質感や瞳の輝き、表情など、細部の繊細な表現によって魅了します。近年では、環境や社会問題など、現代を生きる我々が直面する問題をテーマにした作品を発表し、人々に社会の在り方を問いかけています。さらに、玉田は「0歳からの芸術鑑賞」を合言葉に、大人から子供まで、世代を越えて楽しめる展覧会を各地で開催しています。 本展では、躍動感あふれる個性豊かな玉田の作品を約100点(予定)展覧し、創造のひみつに迫ります。見て、触れて、感じて、ダンボールアートの魅力を体感できる展覧会です。