所蔵茶道具展　茶道具・取り合わせの妙

茶会にて一服の茶を喫するためには、用途に応じて実にさまざまな茶道具が用いられ、各々の道具においても時期に応じて大きさや深さなど形に変化があるものや、絵付や蒔絵などの装飾文様、さらに茶入や茶碗、茶杓には見た目や逸話から「銘」が付くものもあり、そうした道具は茶会を開催する際、季節や趣向を演出する小道具となります。 今回の茶道具展ではご来館された方々が亭主になったつもりで展示品から独自の茶会を想定し、各道具の取り合わせをお楽しみいただけます。 さまざまな形や装飾が施された茶道具を鑑賞するとともに、季節や趣向を意識しながら実際に茶会で「用いる」ことをイメージして作品をご覧いただきたいと思います。