三井記念美術館「小村雪岱スタイル — 江戸の粋から東京モダンへ」会場
大正~昭和初期にかけて装幀、挿絵、舞台美術など多彩な分野で活躍した小村雪岱(1887-1940)の作品を総合的に紹介する展覧会が始まる。
小村雪岱(本名・泰助)は埼玉県川越市生まれ。東京美術学校で日本画を学び、在学中に知遇を得た泉鏡花の指名により27歳で『日本橋』の装幀を手掛け、人気装幀家に。生涯に300冊近くの装丁を手がけた。
また、連載小説の挿絵でも繊細な表現で人気を博し、「昭和の春信」の異名を取った。
展覧会では装丁本や挿絵をはじめ、舞台装置画、肉筆画、版画など、さまざまな雪岱の作品を展示。
あわせて、雪岱の源流といえる鈴木春信から「東京モダン」への系譜も展観。さらに江戸の粋やモダンを感じさせる現代工芸の作品(出展作家:臼井良平、本田聖流、 松本涼、若宮隆志)も展示する。
特別展「小村雪岱スタイル — 江戸の粋から東京モダンへ」は三井記念美術館で2021年2月6日(土)〜4月18日(日)に開催。入館料は一般 1,300円など。日時指定の事前予約制。
三井記念美術館「小村雪岱スタイル — 江戸の粋から東京モダンへ」会場
三井記念美術館「小村雪岱スタイル — 江戸の粋から東京モダンへ」会場