赤羽恒男展 二科会の作家とともに

    尼崎市総合文化センター | 兵庫県

    洋画家・赤羽恒男(1924-2010)の生涯を辿る回顧展を、長年暮らしたゆかりの地、尼崎市で開催します。 神戸市で生まれた赤羽恒男は、関西工業高校(現・大阪工業大学の附属高校の前身)の土木科を卒業後、1942年9月、太平洋戦争に従軍するためパプアニューギニアのブーゲンビル島に派遣され、飛行場の建設に従事しました。絵を描くことが好きだった赤羽は、復員後に画家を志し、大阪市立美術館美術研究所で洋画を学びます。1951年27歳の時に第36回二科展に初入選を果たし、二科会で洋画家として活動し始めます。具象と抽象を織り交ぜ、簡潔な線と鮮やかな色彩による独自の風景画を確立した赤羽は、「会員記念賞」「内閣総理大臣賞」など二科展で受賞を重ね、1996年からは二科会の理事に就任し、洋画部門の中心的な画家として後進の指導にもあたりました。 本展では尼崎市所蔵作品を中心に、初期の抽象画から晩年の風景画まで約50点を一堂に展覧するとともに、戦時下の若き日に命がけで過ごしたパプアニューギニアの島々を戦後に訪ねた慰問の旅の手記や、欧州各国を旅して描いた風景スケッチなども加え、赤羽の足跡を辿ります。 さらに、赤羽から薫陶を受けた二科会で現在活躍する8名の作家たちの作品も展示し、半世紀にわたって情熱を注いだ二科会における赤羽の活動についても紹介します。
    会期
    2025年2月8日(土)〜3月9日(日)
    開催まであと24日
    開館時間
    10:00~17:00(入館は16:30まで)
    料金
    一般700円、シニア(65歳以上)600円、大高生600円、中学生以下無料
    休館日 火曜日(ただし2/11(火・祝)は開館、2/12(水)は休館)
    公式サイト https://www.archaic.or.jp/
    会場
    尼崎市総合文化センター
    住所
    〒660-0881 兵庫県尼崎市昭和通2丁目7-16
    06-6487-0806
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