2019年に横須賀の無人島猿島でスタートした「Sense Island - 感覚の島 - 暗闇の美術島」。夜の静寂と暗闇を感じながら、島に点在するアート作品を通じて人間本来の感覚を呼び覚ますことを目的に、開催を続けてきました。
本年は、昨年のリサーチイヤーを経て、猿島だけでなく横須賀市街地にもエリアを大幅に拡げ、「Sense Island」から「SENSE ISLAND/LAND」としてアップデートし、夜間だけではなく日中も楽しめるアートイベントとしてリニューアル開催いたします。
横須賀は、江戸時代はペリー来航の地として、第二次世界大戦時には要所を守る重要な役割を果たす地として、そして現在はアメリカの文化が交差する地として知られています。私たちは、さまざまな歴史、文化、産業が積み重なる横須賀の「地層」に着目し、アートによる時間と大地の可視化と文脈化を「SENSE ISLAND/LAND」で試みようとしています。
横須賀には、東京湾最大の無人島である猿島や日本最初の洋式燈台として知られる観音埼灯台のある観音崎公園、現存する世界最古の鋼鉄戦艦・世界三大記念艦「三笠」のある三笠公園などの歴史的要所の他に、2024年にプリツカー賞を受賞した世界的な建築家 山本理顕氏が設計した横須賀美術館や昭和の街並みが残るエリアなど文化的拠点も数多く存在し、「SENSE ISLAND/LAND」の新たな会場として検討しています。
ぜひ「SENSE ISLAND/LAND」にご来場いただき、アートを通して、日常とは異なる、より特別な横須賀の魅力をお楽しみください。