三重県桑名市の多度大社の「上げ馬神事」を巡り、馬に急な斜面を駆け上がらせようと尻や腹を棒でたたいたとして、三重県警桑名署は、一昨年の神事に参加した男5人を動物愛護管理法違反の疑いで書類送検していたことが分かった。
09年5月5日の上げ馬神事で、5人は馬を走らせる前に腹や尻を棒で殴ったほか、横腹を蹴るなどしたとしている。
動物愛護団体から10年5月、馬をたたくなど神事の習慣が動物虐待だとの告発を受け、調べていた。
「上げ馬神事」は南北朝時代から続くとされる県指定無形民俗文化財だが、動物虐待との批判が指摘されてきた。
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毎日jp