
「クラシックホテル展 ― 開かれ進化する伝統とその先 ―」
2020年2月7日(金)、東京・品川区の建築倉庫ミュージアムで、二つの展覧会のプレス向け内覧会が開催された。
展示室Aで開催される「クラシックホテル展 ― 開かれ進化する伝統とその先 ―」は、日光金谷ホテル、富士屋ホテル、万平ホテルなど日本を代表する12のクラシックホテルを中心に、クラシックホテルの変遷とこれからの展望を紹介する企画。
それぞれ「国の迎賓館」「ホテルの大衆化」など、クラシックホテルを象徴する12のキーワードを設定し、撮り下ろし写真を中心に、建築図面・映像など様々な角度から紹介。
バーナード・リーチの着想を基に生まれたバー空間に設置される椅子など、長年ホテル空間を演出してきた家具の実物も展示。展示されている全ての椅子には、来場者も座る事ができる。
展示室Bの「高山明/Port B『模型都市東京』展」は、演出家・アーティストである高山明(Port B)の企画。
高山は「東京には“家族と自宅で住む生活”ではなく、コンビニエンスストアやコインランドリーなど“模型的インフラ”が溢れている」とし、会場には“模型的インフラ”の典型である、トランクルームを12個配置。
利用者は、定住しないバックパッカーや、レジデンス活動が多いアーティストなど、旧来の「住居」や「家族」に疑問を持って生活している12名。
来場者はトランクルームの物を見ながら12名のインタビューを聞いていくほか、会場に設置されているQRコードからSNSを通じて12名の現在とつながる事で、世界最先端の「模型都市」である東京を感じてもらう。
4カ月の会期中に12名が実際にトランクルームを使う事を想定しているため、会期中は何度も入場する事が出来る(展示室Bのみ)。
両展ともに建築倉庫ミュージアムで、2020年2月8日(土)~5月31日(日)に開催。観覧料は一般 3,100円、大学生・専門学校生 2,000円、高校生以下 1,000円。この料金で展示室A・Bともに観覧可能。

「高山明/Port B「模型都市東京」展」
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