企画展示室は国の有形文化財
オリジナルグッズも数多く揃えたミュージアムショップ
徳川園は、龍仙湖を中心にした池泉回遊式の日本庭園 |
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文化財の建物と美しい日本庭園
美術館が建っているのは、尾張徳川家二代光友の隠居所の跡地です。美術館が開館して以来、1987(昭和62)年には常設展示室が、2004(平成16)年には後述する蓬左文庫や徳川園など周辺も整備され、現在の姿となりました。
現在は企画展示室として使われている本館は、開館当時の展示棟。外観意匠は懸賞募集され、城閣を思わせる帝冠様式の佇まいはほぼ当時のまま残されています。
開館当時は近代的な設備を備えた画期的美術館としてヨーロッパの建築界でも紹介されたこの建物は、現在は国の有形文化財に。内部のデザインも美しく、特に玄関の凝った意匠は必見です(2017年1月下旬までは耐震工事中)。
隣接する蓬左文庫は、尾張徳川家の旧蔵書を中心に古典籍を所蔵する公開文庫。1950(昭和25)年に名古屋市に譲渡されました。徳川美術館とは渡り廊下で繋がっており、大名道具類と蔵書類を一体となってお楽しみいただけます。
周辺の美しい日本庭園は、徳川園。戦時期に名古屋空襲で壊滅的な被害を受けましたが、再整備されました。「大曽根の滝」からの水流が渓谷を下って「龍仙湖」に注ぐ回遊式の庭園。四季折々の表情は、結婚式の写真スポットとしても人気があります。
名古屋駅から中央線で約15分の大曽根駅で下車、南出口から徒歩10分程度とアクセスも便利です。名古屋エリアに予定がある方は、お見逃しなく。 |