横尾忠則(1936-)は、1960年代初頭よりグラフィック・デザイナー、イラストレーターとして活動を開始。
日本の土俗的なモティーフとポップ・アート的な感覚を融合した独自の表現で注目されました。1980年代には「デザイナー」から「画家・芸術家」へと活動領域を移し、斬新な表現による作品を次々と発表。
最近の作品に現れる「原郷」という概念は重要です。画家が様々なイメージや記憶の連関を見出す鬱蒼とした森のような領域。この「原郷」こそが、変幻自在で独特なイメージ世界を産み出す源泉なのです。
本展は、美術とグラフィックの両分野における豊富な作品を紹介。
作品点数680点以上と最大規模かつ、東海地方の美術館としては初個展。