《護符(ネヘブカウ神)》 紀元前11世紀〜紀元前4世紀
ピラミッドテキストにも登場しているヘビ姿の神ネヘブカウは、無敵の生命力を象徴し、太陽神であり創造神でもあるアトゥムと同一視されることもありました。全身ヘビの姿で表現されることもあれば、頭はヘビで身体は人間の組み合わせであらわされることもあります。
担当者からのコメント
高さ4.5cmのファイアンス製の工芸品です。小さいですが、所有者を守る力をもつと考えられていて、古代エジプトの人々にとって頼もしい存在であったにちがいありません。
古代オリエント博物館では1月31日(金)まで、古代エジプトの蛇に関する新春コーナーを設けます。ネヘブカウ神の護符のほか4点の展示品をご覧いただけます(https://aom-tokyo.com/exhibition/250104newyearsnake.html)。また、クローズアップ展「古代エジプト語の音声を復元する」も同時開催しています(https://aom-tokyo.com/exhibition/241207_egypt_onsei.html)。
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