
今秋、上野の森美術館で開催される「フェルメール展」に出展されるフェルメール作品、全8作品が発表された。
今回発表されたのは《手紙を書く女》(ワシントン・ナショナル・ギャラリー)、《赤い帽子の娘》(ワシントン・ナショナル・ギャラリー:日本初公開 ※12月20日(木)までの展示)、《リュートを調弦する女》(メトロポリタン美術館)、《真珠の首飾りの女》(ベルリン国立美術館)の4作品。
昨年11月に発表されていた《牛乳を注ぐ女》(アムステルダム国立美術館)、《マルタとマリアの家のキリスト》(スコットランド・ナショナル・ギャラリー)、《手紙を書く婦人と召使い》(アイルランド・ナショナル・ギャラリー)、《ぶどう酒のグラス》(ベルリン国立美術館;日本初公開)の4作品とあわせ、東京展には全8作品が展示される。
ヨハネス・フェルメール(1632-75)の現存作品はわずか35点とされており、8作品が国内で同時に出展されるのは初めて。
展覧会は6章構成で、オランダ黄金期を代表する画家であるハブリエル・メツー、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーンなどの作品も展示。最後の第6章はフェルメールの作品がひとつの展示室に集結する「フェルメール・ルーム」となる。
第1章「オランダ人との出会い:肖像画」
第2章「遠い昔の物語:神話画と宗教画」
第3章「戸外の画家たち:風景画」
第4章「命なきものの美:静物画」
第5章「日々の生活:風俗画」
第6章「光と影:フェルメール」
東京展は美術展では珍しい日時指定入場制。一日最大6枠の入場時間枠が設定されており、鑑賞する際は決められた入場時間内に入場、入場後は閉館まで鑑賞できる(入替制ではない)。
音声ガイドを務めるのは、女優の石原さとみさん。プライベートで海外に行く際には必ず美術館に行くという石原さんは「絵画はどんな見方でも正解だと思う。若い人でも絵を見て楽しんでいただけるように(ナビゲーターを)頑張りたいと思う」と抱負を語った。
東京展の前売日時指定券は、一般 2,500円、大学・高校生 1,800円、中学・小学生 1,000円。来場者1名につき1台、音声ガイドが提供される。10月分のチケットは7月25日(水)10時から発売される。
「フェルメール展」(東京展)は、上野の森美術館で2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日)に開催。
「フェルメール展」(大阪展)は大阪市立美術館で2019年2月16日(土)~5月12日(日)に開催。大阪展には、東京展に出展しない《恋文》(アムステルダム国立美術館)の出展が決定。大阪展に出展する他のフェルメール作品は未定。
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