開館50周年記念 美の祝典

    出光美術館 | 東京都

    2016年、出光美術館は開館50周年を迎えます。その記念企画として所蔵の絵画作品より、国宝・重要文化財を中心とした屈指の優品を厳選し、三部構成によって一挙大公開します。 第一部のテーマは、「やまと絵」。日本の伝統美を象徴する鮮やかな色彩と、やわらかな造形が織りなす「やまと絵」は、古来、宮廷文化に導かれながら発展してきました。とくに四季折々に移ろう山景や樹木の装い、そして野に会する花鳥たちの表情は、いつの世の人々にも愛され、絵に描かれることで独自の情緒や典雅な美意識を伝え遺してきました。優れた画家たちの手によって制作された、時代を代表する数々の名品を特集展示する本展では、重要文化財の「絵因果経」(奈良時代)や「真言八祖行状図」(平安時代)、「四季花木図屏風」(室町時代)をはじめとし、出光コレクションが誇る「やまと絵」の華麗なる展開をご紹介します。なおこの期間、国宝「伴大納言絵巻」上巻を10年ぶりに特別展示します。 第二部のテーマは、「水墨画」。幻想的な山水の光景に恋し、清閑な情趣を感じ取った画家たちは、筆墨の妙が余白にひびく余韻に独自の美を見いだしました。中国画を手本に学び、そこにわが国ならではの風情を重ね合わせることで、日本の水墨画は大いなる発展をみたのでした。本展では、牧谿・玉澗の瀟湘八景図をはじめ、能阿弥「四季花鳥図屏風」(応仁3年(1469) 重要文化財)、長谷川等伯「竹鶴図屏風」(桃山時代)、池大雅「十二ヵ月離合山水図屏風」(江戸時代 重要文化財)、田能村竹田「梅花書屋図」(江戸時代 重要文化財)など、教科書でも馴染みの深い巨匠たちの優品をご堪能いただきます。なおこの期間、国宝「伴大納言絵巻」中巻を特別展示します。 第三部のテーマは、日本の絵画史上、大きな飛躍を遂げた「江戸絵画」を特集し、その多彩な魅力に迫ります。公武が拠点を分かつ中、画家たちの世界は東西の往来によって革新され、目覚ましい発展を遂げました。伝統的な価値観が解放されてゆくこの時代を牽引したのは、狩野派、琳派、そして浮世絵といった諸派の画家たちでした。本展では、重要文化財の「祇園祭礼図屏風」、英一蝶「四季日待図巻」、喜多川歌麿「更衣美人図」をご覧いただくほか、酒井抱一「風神雷神図屏風」など江戸後期の名作にいたるまで、300年にわたる江戸絵画に親しみます。社会的な階層を超えて、さまざまな輝かしい活躍をみせた名だたる画家の優品をお楽しみください。なおこの期間、国宝「伴大納言絵巻」下巻を特別展示します。
    会期
    【Ⅰ:やまと絵の四季】2016年4月9日(土)~5月8日(日) 【Ⅱ:水墨の壮美】5月13日(金)~6月12日(日) 【Ⅲ:江戸絵画の華やぎ】6月17日(金)~7月18日(月・祝)
    会期終了
    開館時間
    午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
    料金
    一般 1,000円/高大生 700円
    ※20名以上の団体は各200円引き
    ※中学生以下は無料(保護者の同伴が必要です)
    公式サイト http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/index.html
    会場
    出光美術館
    住所
    〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9F
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
    開館50周年記念 美の祝典のレポート
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    皇居の隣で、半世紀
    1966年10月に開館した出光美術館は、ちょうど開館50周年のメモリアルイヤーを迎えました。記念企画では館蔵の絵画作品から、国宝・重要文化財を中心とした屈指の優品を厳選し、一挙に大公開。国宝「伴大納言絵巻」も、10年ぶりにお目見えしています。
    会場
    会期
    2016年4月9日(土)~5月8日(日)
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    中国への憧憬、日本での発展
    三部に分けて開催されている出光美術館の開館50周年記念展「美の祝典」、第二部は「水墨画」です。墨の濃淡を利用して描く技法は中国由来ですが、日本ならではの繊細な感覚が加わり、大きく発展していきました。
    会場
    会期
    2016年5月13日(金)~6月12日(日)
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    今と同じ?世論に敗れた権力者
    3期に分けて開催されていた出光美術館の開館50周年記念展「美の祝典」、第三部は江戸絵画がテーマです。長い戦乱の世を経て徳川が治める太平の時代になると、社会の安定とともに東西の交流が活発になり、我が国の芸術文化は飛躍的に発展していきました。浮世絵から江戸琳派まで、江戸絵画の諸相を展観します。
    会場
    会期
    2016年6月17日(金)~7月18日(月・祝)
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