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レポート
夏休み特別企画 どうぶつ大行進
千葉市美術館 | 千葉県
難しすぎるワークシートが大人気!
「動物が出ている美術」を集めた千葉市美術館の夏休み特別企画。身近な猫・犬・牛・馬から麒麟や鳳凰などの想像上の動物まで、美術館に動物がズラリと並びます。
望月玉泉《牛図屏風》(右)
ともに大蘇芳年
森一鳳《象図屏風》(右)
棟方志功《版画集『星座の花嫁』より〈五星座の絵〉》(左)
左から、伊藤若冲《海老図》、奥村土牛《鮎》、柴田是真《貝図》
石井林響《王者の瑞》
葛飾北斎《『北斎漫画』初編~十四編》
ワークシート企画「どうぶつを探そう」。中央の黄緑色の初級編は12点、右下の上級編は32点の動物を探します。全問正解のプレゼントはオリジナル絆創膏など、かなりカワイイです
「夏休みに動物の絵を集めた展覧会」は、豊かな所蔵品を持つ美術館ならではの定番企画。もちろん千葉市美術館にも、動物をモチーフにした作品が数多くあります。

出展作品の年代は江戸時代から戦後まで。技法も襖絵、屏風絵、軸物、装丁、油彩、彫刻までと、多彩なラインナップを全15章で紹介します。


館内

冒頭には動物そのものをズバリと描いた作品が並びますが、徐々に「どこに動物が?」という作品も登場します。

たとえば、下の動画でご紹介する《駿府城下行列図屏風》。「どこかに犬がいます」と説明されて探したところ……、行列の先頭に洋犬がいました。


《駿府城下行列図屏風》。先頭まで見てみると…

吉祥のイメージとして紹介されているのが、鶴や鹿などです。

長寿シンボルとしての鶴は良く知られていますが、鹿は?というと、これは中国から伝わった含意。

「鹿」は「禄」の字と読みが通じることから、官禄・俸給を象徴しています。つまり、鹿の群生=お金が沢山、というイメージなのです。


「託された吉祥のイメージ」

展覧会メインビジュアルの、流し目?の象を描いた森一鳳《象図屏風》をはじめ、魅力的な動物が多数登場しますが、ここでは魚の絵をご紹介しましょう。

勝間龍水(かつまりゅうすい)の《海の幸》は、雲母摺(きらずり:白雲母の粉を用いて光沢を出す手法)を用いた贅沢な写生図。

1762年の作品ですからちょうど250年前ですが、現在でもその表面には見事に光沢が残っています。


勝間龍水《海の幸》

なお、本展最大のウリともいえるのが、ワークシートを使った企画「どうぶつを探そう」です。

初級編と上級編があり、ワークシートに描かれた動物を展示物の中から探すものですが、これが侮るなかれ。特に上級編はかなり入念に探さないと見つけられないものが多く、館長ですら全問正解できなかったという難問です。

全て正解の方には美術館のオリジナルグッズをプレゼント。大人もチャレンジできるので、ぜひお試しください。(取材:2012年8月14日)


 
会場
会期
2012年7月14日(土)~9月2日(日)
会期終了
開館時間
午前10時-午後6時 (入場は午後5時30分まで)
金曜日・土曜日は午後8時まで (入場は午後7時30分まで)
休館日
8月6日(月)
住所
千葉県千葉市中央区中央3-10-8
電話 043-221-2311
公式サイト http://www.ccma-net.jp/
料金
一般 200円(160円)/ 大学生 150円(120円)
※( )内は団体30名様以上
※千葉市内在住60 歳以上、千葉県在住の65歳以上の方、小・中学生、高校生、および障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
展覧会詳細 夏休み特別企画 どうぶつ大行進 詳細情報
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