特別展「王朝文学への憧れ 歌・物語に染まる、もののあはれ」

    林原美術館 | 岡山県

    四季折々の情景や自然の趣、恋情や別れの哀しみを歌に詠み、溢れる心情を交わした平安時代。貴族社会において和歌は教養であり、社交に華を添える大切な手段でした。男女の揺れ動く恋心や貴族たちの人生観を描いた『伊勢物語』や『源氏物語』などの文学作品は、今なお人々に親しまれています。 雅やかな文化が生まれた平安朝は、和歌にも知性や気品が求められるようになり『古今和歌集』などの勅撰和歌集や、西行法師、藤原定家など優れた歌人たちの和歌をまとめた家集が、詠歌の手本として重要視されました。 そうした文化は後世でも尊ばれており、江戸時代の大名も和歌を嗜み、書の修練に励んでいます。また自然や人に起因する心情や美意識をあらわす“もののあはれ”の精神や、文学作品の世界観が書や絵画など様々な形の芸術として昇華され、王朝文化への憧れはより一層高まるようになりました。 本展では、旧岡山藩主池田家に伝わる藩主自筆の和歌資料から、初代藩主池田光政が書写した『風葉和歌集抜書』や『古今和歌集』(清輔本)、二代藩主綱政や三代藩主継政が書写した物語や家集をはじめ、『源氏物語』の第7帖「紅葉賀」を描いた狩野養信筆「源氏物語図屏風」、櫛や貝合せなど意匠を凝らした工芸品をご紹介し、藩主や絵師、人々が慕い学んだ王朝文学の優美な世界と様々な魅力に迫ります。
    会期
    2018年9月15日(土)〜11月4日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~17:00(入館受付は16:30まで)
    ※常設展示は行っておりませんので、予めご了承下さい。
    料金
    一般 800円 / 高校・大学生 500円 / 小・中学生 300円 / 林原美術館友の会会員 300円

    ※障害者手帳提示の本人・付添者無料 団体(20名以上)2割引
    学生区分の方は、学生証などの在学が分かる物を必ずご提示ください。
    休館日 月曜日(祝日の場合は開館。翌日火曜日が休館。)
    公式サイト http://www.hayashibara-museumofart.jp/
    会場
    林原美術館
    住所
    〒700-0823 岡山県岡山市北区丸の内2-7-15
    086-223-1733
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