《トラカミキリ属の昆虫標本》 

この作品の応援メッセージを見る

《トラカミキリ属の昆虫標本》 

埼玉県立自然の博物館


黄色と黒の縞模様が特徴的なカミキリムシの標本です。
左がオオトラカミキリ、右がトラフカミキリです。虎のような模様から「トラ」と名前につきます。成虫は共に2~3cm程です。幼虫は材食性でオオトラカミキリはモミの木、トラフカミキリはクワの木を食べます。 どちらも埼玉県内では絶滅が危惧されている昆虫で、限られた場所でしか見つかりません。
毒性のない昆虫ですが、虎の威を借る狐の如く有毒のスズメバチの仲間に体の模様を似せて擬態することで、天敵(主に鳥類)から身を守っていると考えられています。


担当者からのコメント

本来、虎の縞模様は、獲物に気づかれないように茂みに紛れて身を潜めるために役立ちます。一方でこのトラカミキリたちは、自身が有毒生物であるように振る舞って、天敵から逃れるようになった結果、虎のような模様を獲得しました。同じ様に見える虎柄の模様でも、暮らしによって役割が全く違うところが生き物の面白いところですね。


この作品の応援メッセージを見る
この作品に投票する
投票は締め切りました。たくさんの応援ありがとうございました。
おすすめレポート
ご招待券プレゼント
学芸員募集
阪神甲子園球場職員(歴史館担当) [阪神甲子園球場(兵庫県西宮市、阪神電車「甲子園駅」徒歩3分)]
兵庫県
【公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団】学芸員募集! [ポーラ伝統文化振興財団(品川区西五反田)141-0031 東京都品川区西五反田2-2-10 ポーラ五反田第二ビル]
東京都
2026.4.1採用 国立新美術館 学芸課企画室任期付研究員公募(2026年1月30日17時締切) [国立新美術館]
東京都
ちひろ美術館・東京 アルバイトスタッフ募集のお知らせ [ちひろ美術館・東京  〒177-0042 東京都練馬区下石神井4-7-2]
東京都
市原湖畔美術館 企画・運営・マネジメント社員募集 [市原湖畔美術館]
千葉県
展覧会ランキング
1
高知県立美術館 | 高知県
異端の奇才 ビアズリー展
開催中[あと21日]
2025年11月1日(土)〜2026年1月18日(日)
2
森アーツセンターギャラリー | 東京都
マチュピチュ展
開催中[あと63日]
2025年11月22日(土)〜2026年3月1日(日)
3
国立西洋美術館 | 東京都
オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語
開催中[あと49日]
2025年10月25日(土)〜2026年2月15日(日)
4
寺田倉庫G1ビル | 東京都
ガウディ没後100年公式事業 NAKED meets ガウディ展
開催まであと13日
2026年1月10日(土)〜3月15日(日)
5
国立科学博物館 | 東京都
特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」
開催中[あと57日]
2025年11月1日(土)〜2026年2月23日(月)