仁田四郎(三春張子人形)文化文政頃
三春町歴史民俗資料館富士の巻き狩りで、大猪に仁田四郎がはっしと飛び乗り、仕留めているところで、三春人形の傑作のひとつです。
製作年代は文化文政頃、当時三春藩領だった高柴村(現・郡山市西田町高柴)において、張り子細工の工人により作られました。
現在も三春張子人形は作り続けられているが、古人形と呼ばれる江戸期のものは、すぐれた作品が多いのです。紙で作られているため、残っているものが数少なく、貴重です。
担当者からのコメント:三春張子人形には、干支の張り子も多く、猪だけのものありますが、この作品は猪の背に乗る仁田四郎の表情も面白く、ご紹介してみたいと思いました。