主人公うずまきナルトが最強の忍者・火影を目指して奮闘する「NARUTO-ナルト-」。フランスでの単行本発行が1700万部を超えるなど、欧米でも熱狂的な支持を受けています。週刊少年ジャンプ(集英社)での連載は2014年11月で完結しましたが、その壮大な世界観が展覧会で蘇りました。
会場は、第1話のナルト登場シーンを再現した高さ3.6mの火影岩造形をはじめ、展覧会ならではの仕掛けがいっぱい。主人公ナルトの成長に沿って、ストーリーを追体験できる構成です。
第1話のナルト登場シーンを再現した火影岩造形など、展覧会ならではの演出が見ものです展覧会では「NARUTO-ナルト-」を代表する名場面など、150点以上の原画を展示。展覧会のための描きおろしイラストも多数公開されています。
会場ではオリジナル映像も上映。この手の展覧会は原作を知らない方は馴染みにくいものですが、映像は「NARUTO-ナルト-」の魅力をぎゅっと濃縮して表現。自然にその世界に入り込んでしまいます。吉田兄弟によるオリジナル曲もバツグン、こちらはぜひ会場でお楽しみ下さい。
貴重な原画は150点以上会場ラスト近くでは、最終話の原画が丸ごと展示、冒頭が連載第1回なので、ここまでで連載15年の歩みを辿れる趣向です。ストーリーが無事に大団円を迎えた象徴として、七代目火影に就任したナルトの等身大フィギュアも展示されています。
実はこの先に、ボルト(ナルトの息子)をはじめとした次世代の原画も紹介されています。短期集中連載が始まった「NARUTO-ナルト-外伝~七代目火影と緋色(あかいろ)の花つ月~」の最新話の一部も、週替わりで展示されています(毎週月曜日に展示替え)。今夏には新作映画の公開も決定、新時代の「NARUTO-ナルト-」にも期待が高まります。
七代目火影に就任したナルトの等身大フィギュア展覧会のもうひとつの見どころといえるのが公式ショップ。Tシャツやトートバッグ、マグカップなどの定番から複製原稿、バスダック、アイマスク、名台詞チャーム、巻物メモ帳、額当てなどの変わり種まで120点以上が揃いました。グッズの詳細は
公式サイトの特設ページでも紹介されています(公式ショップのみの利用はできません)。
目移りしそうな公式ショップ開幕早々ですが、相当な混雑ぶりも報道されています。入場整理券が配布される場合もありますので、お出かけ前に
公式サイトでご確認ください。
東京展は6月28日(日)まで。7月18日(土)~9月27日(日)に
大阪文化館・天保山に巡回します。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2015年4月24日 ]©岸本斉史 スコット/集英社■ナルト展 に関するツイート