展示資料を説明する国立公文書館学芸員の長坂良宏氏
2018年3月30日(金)、東京・千代田区の国立公文書館で「江戸幕府、最後の闘い」のプレス向け内覧会が開催された。
2018年は明治元年から満150年を迎える年であり、今回の展覧会では、近代日本へとつながる明治維新前夜の江戸幕府に焦点を当て、幕末期における幕府の諸改革について紹介される。
出展資料は、江戸城の多聞櫓(たもんやぐら)に収められていた貴重な幕末期の江戸幕府公文書「多聞櫓文書」が中心。
近代国家の建設に向けた改革は幕末・維新の志士による活躍が有名だが、幕末期の江戸幕府も、“洋学の受容”や“研究機関の設置”、“幕臣教育のための学問所の建設”、“西洋軍隊の導入”といった「文武」改革を進め、近代国家への脱皮を模索していた。
展覧会では、これまであまり知られていない江戸幕府の側から近代国家建設の端緒を紹介する。
明治150年、春の特別展「江戸幕府、最後の闘い ―幕末の「文武」改革―」は、2018年3月31日(土)~5月6日(日)、国立公文書館1階展示室で開催。観覧料は無料。
発信:
インターネットミュージアム>
国立公文書館 施設詳細ページ>
江戸幕府、最後の闘い-幕末の「文武」改革ー>
「江戸幕府、最後の闘い-幕末の「文武」改革ー」公式ページ