2018年2月14日(火)、東京国立博物館で開催中の「仁和寺と御室派のみほとけ」展に、大阪・葛井寺(ふじいでら)の国宝「千手観音菩薩坐像」がお目見えした。
像は西国33所第5番札所である葛井寺の本尊。一般的な千手観音像は40本の手で千手をあらわすが、本像は大手・小手あわせて1041本をもち、優美な表情、均整の取れた体や衣の表現とあわせて、天平彫刻の最高傑作の1つとされている。
江戸時代の出開帳以来、東京で展示されるのは初めてで、普段は閉ざされた厨子の中に鎮座しているが、会場では360度から拝観できる。
あわせて仁和寺の非公開の秘仏で、国宝に指定される中で最小の仏像・国宝「薬師如来坐像」も、この日から出陳されている。
特別展「仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝-」は東京国立博物館 平成館で、2018年3月11日(日)まで開催。観覧料は一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 900円。
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